臨床心理室
Clinical Psychology
特徴
1.お一人お一人のこころの状態について、分かりやすく、ていねいな説明
私たちの役割は、こころの症状や問題に向き合いながら生活する不安やつらさに寄りそうこと、そしてあなたらしく活き活きと生きるお手伝いをすることです。そのために、カウンセリングや心理検査を通じて私たちが見たお一人お一人のこころの状態を、分かりやすくていねいにご説明し、しっかりと時間をかけて話し合うことを心掛けています。
2.充実した心理士の配置
当院の臨床心理室には、男性・女性あわせて6名の心理士がおります。全員が臨床心理士と公認心理師の両資格を保有し、さまざまな年齢・疾患、そしてさまざまな状況に対応してきた経験があります。心理職を目指す実習生の指導も行っております。
3.迅速な対応
カウンセリングや心理検査は個別対応ですので、お時間を要します。ですが当院の臨床心理室では「早く受けたい」という患者さまのご希望に合わせて、スケジュール調整を工夫しています。医師の指示から1,2週間以内に開始できることがほとんどです。
私たちが行っていること
1.カウンセリング
- カウンセリングでは『まわりの人に気を使わず、あなたらしくいられる時間』を提供します。
- 秘密は厳守されます。ゆっくりと、ご自分の悩みを表現し、見つめられるよう、私たちがお手伝いします。
- 「わけもなくイライラしたり、悲しくなることが減った」「ガマンしていたことがたくさんあったことに気づいた」「対人関係に悩むことが減った」など、効果は様々です。
2.心理検査
- アンケートにお答えいただく検査や、面接による検査など、さまざまな心理検査を用意しています。
- 心理検査の結果は、治療方針の参考や、今後のあなたの生活を充実させるための手がかりになります。
- 「どうもうまく行かない」「もう少し今の自分について知りたい」と思う方には、心理検査が役立つときがあります。
3.集団精神療法
- 考えや気持ち、悩みごとをグループで話し合い、自己/他者理解を深める集団精神療法
- コミュニケーションの練習等を通して、社会的スキルの獲得を目指す社会的技能訓練(SST)
- 患者さまに、『入院したからこそできる体験』を提供できるよう、こころがけています。
4.地域支援活動
- 町田市「認知症高齢者等に対する総合生活相談事業」(ご高齢の方、介護者向けのカウンセリング)
- 各種講座、活動協力(地域、医療機関、福祉施設、認知症カフェ、教育機関など
患者さまへのメッセージ
効率や結果が求められることの多い世の中だからか、「いつも元気でいなければいけない」「失敗してはいけない」「取り残されてはいけない」そんなプレッシャーを感じている方が、少なくありません。でも、私たちはもっと、かなしい時には「かなしい」と、つかれた時には「つかれた」と、そしてうれしい時には「うれしい」と、素直に感じ、ゆっくり誰かと一緒に分かち合ってよいのだと考えています。それが、“あなたらしく生きている”ということだと思います。私たち心理士は、あなたらしく、無理のない生き方のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
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