リハビリテーション室
Rehabilitation
当院では精神科病院では珍しい身体リハビリテーションが行える理学療法室(PT室)があります。入院早期からリハビリを行なうことで日常生活が快適に送れるよう行う基本動作訓練から筋力増強まで様々なプログラムを提供しています。
リハビリテーション室の職員
理学療法士
病気やケガにより生じた障害や運動能力の低下を改善し、自宅復帰、職場復帰を見据え起き上がる、立ち上がる、歩くといった基本動作の訓練、物理的なリハビリテーションを行います。
作業療法士
道具を使った手先の訓練と、着替えや入浴、料理動作といった日常生活の訓練のほか、職場復帰に必要な訓練、趣味活動と合わせてのリハビリテーションも行います。
言語聴覚士
言語概念の障害である失語症や構音障害による言語の障害の治療にあたります。
また、咀嚼や嚥下障害の治療や自助食器を用いた食事指導も行っています。
精神科における理学療法の重要性
①身体合併症の対応
骨折後、膝や腰の手術後、脳梗塞・脳出血後の後遺症などでリハビリが必要な場合
精神科の症状と上手に付き合いながら一般科に近いリハビリを提供しています。
➁廃用症候群の対策
疲れやすい、寝ていることが多くなった、自分で動くことができなくなった、筋力が落ちたなど
全体的な体力低下においてもリハビリテーションを提供しています。
また、入院中の体力低下を防ぎ退院後も健康に動ける体づくりをサポートしています。
③向精神薬の副作用の対応
眠気や倦怠感などが強く出ている場合は無理に体は動かさず、聞き取りを行いながら
リラクゼーションや浮腫みを予防する簡単な体操などを提案させていただいています。
また、文字が書きにくくなった、指先が震えるなどの不安がある場合も細かな指先の訓練も行っています。
当院の理学療法の特徴
①様々な疾患に対応しております
➁理学療法士・作業療法士がおりますので必要に応じた手厚いサポートができます。
③車椅子や杖、装具など福祉用具のご相談も受け付けております。
患者さん一人ひとりに合わせたスケジュールが組まれ、ストレスなく在宅・社会復帰ができるよう、サポートしています。何か身体で気になることがあればお気軽にご相談ください。
リハビリで使用する機器
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アイビス
自らの「随意運動」を引き金に電気刺激をおこなう低周波治療器です。
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チルトテーブル
長期臥床により起立動作が困難な方への立つ練習ができる可動式のベッドです。
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歩行練習用 階段
階段の高さ、階段の幅など個別の環境に合わせて階段昇降の練習ができる機器です。
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スクリーニング検査
高次脳検査・発達検査・認知症検査など様々な検査キットを用意しております。
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エルゴメーター
有酸素運動機器です。脈拍数や距離、ペダルの回転数、運動の強さなどもモニタリングが可能です。
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平行棒
立ち上がり訓練、歩行訓練を行う機器です。高さが変えられるため様々な身長の方に対応可能です。